オープンマリッジ用語集
夫婦の形と婚外の関係にまつわる言葉
記事を読んでいて「この言葉、どういう意味だっけ」と思ったときのための用語集です。五十音順ではなく、関係のかたち・婚外・夫婦の形・気持ち・法律・アプリの6つに分けて並べました。似た言葉は同じ場所に置いてあるので、違いもあわせて確かめられます。詳しく書いた記事がある言葉には、その記事へのリンクを付けています。
関係のかたちを表す言葉
夫婦やカップルが、ほかの人との関係をどこまで認め合っているかを表す言葉です。どれも「隠れて」ではなく「合意のうえで」という点が共通しています。
オープンマリッジ——夫婦が話し合って合意したうえで、配偶者以外の人との恋愛や交際を認め合う結婚の形。言葉は、1972年にアメリカのニーナ・オニールとジョージ・オニールの夫妻が出した本の題名から広まった。オープンマリッジとは・オープンマリッジの起源
オープンリレーションシップ——結婚しているかどうかに関わらず、合意のうえでほかの人との関係を認め合うカップルの形。結婚している場合に限って言うときがオープンマリッジ
モノガミー——一度に一人のパートナーとだけ関係を持つあり方。いわゆる一夫一婦。対になる言葉がノンモノガミー
ノンモノガミー(エシカル・ノンモノガミー)——一人のパートナーに限らない関係のあり方。関係者全員の合意と誠実さを前提にしたものを、とくにエシカル(倫理的な)ノンモノガミーと呼ぶ。オープンマリッジもポリアモリーも、この大きなくくりに入る
ポリアモリー——複数の相手と同時に恋愛関係を持ち、その事実を関係者全員が知っていて合意しているあり方。関係のあり方そのものを指す点で、合意の取り方を指すオープンマリッジとは前提が違う。ポリアモリーとオープンマリッジの違い
スウィンガー——夫婦やカップルがそろって、ほかのカップルや人との性的な関係を楽しむスタイルを指す英語圏の言葉。恋愛感情を外に持つことは前提にしていない点で、ポリアモリーと分けて使われる
プラトニック——体の関係を持たず、心のつながりだけを大切にする関係。プラトニックな関係とは
同じ「合意のうえの関係」でも、何を認めていて何を認めていないかは夫婦ごとに違います。言葉より先に、二人で決めた中身のほうを大事にしてください。
婚外の関係にまつわる言葉
「婚外」は婚姻関係の外側という意味で、単独ではあまり使わず、ほかの言葉とくっついて使われます。似た言葉が多いので、合意があるか・体の関係を含むかで見分けると整理しやすくなります。
婚外——婚姻関係の外側を指す言葉。婚外子・婚外恋愛・婚外交際のような組み合わせで使う。「婚外」とは
婚外恋愛——結婚している人が、配偶者以外の人と恋愛関係になること。合意の有無や体の関係を含むかどうかは、言葉自体には含まれていない。婚外恋愛とは
婚外交際——婚外恋愛とほぼ同じ意味で使われる言葉。恋愛感情よりも「付き合い」に重きを置いた言い方
婚外子——法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子。恋愛の言葉ではなく、法律や統計で使われる言葉
セカンドパートナー——既婚者が、配偶者とは別に持つ心の支えとなる相手。体の関係を持たないことを前提に使われることが多いが、人によって線引きは違う。セカンドパートナーとは・セカンドパートナーはどこまで
不倫——配偶者に隠れて、ほかの人と恋愛や体の関係を持つこと。法律の言葉ではなく日常の言葉。不倫・浮気・婚外恋愛の違い
浮気——パートナーがいるのに、ほかの人に気持ちや関係が向くこと。結婚していない恋人同士でも使う点で、不倫より広い
オープンマリッジとの大きな違いは、配偶者が知っていて合意しているかどうかです。同じ「婚外の相手」でも、合意があるかないかで関係の意味はまったく変わります。
夫婦の形を表す言葉
結婚したまま暮らし方や距離感を変える形には、いくつも名前があります。それぞれ「何を変えて、何を残しているか」が違います。
卒婚や別居婚は「自分たちで選んだ形」、家庭内別居や仮面夫婦は「そうなってしまった状態」を指すことが多い言葉です。
気持ちや取り決めの言葉
合意のうえで関係を開いている人たちの間で使われてきた、気持ちや決めごとの言葉です。日本ではまだあまり聞きませんが、海外の本や記事を読むとよく出てきます。
コンパージョン——パートナーがほかの人と幸せそうにしているのを見て、自分もうれしく感じる気持ち。嫉妬の反対にあたる気持ちとして、ポリアモリーの文脈で使われてきた
ジェラシー(嫉妬)——合意のうえの関係でも、嫉妬はなくならない。なくすものではなく、気づいて話し合うものとして扱われることが多い。相手に嫉妬してしまうとき
NRE(ニュー・リレーションシップ・エナジー)——新しい相手と出会ったばかりの頃の、気持ちが高ぶっている状態。この時期は元からのパートナーへの気配りが薄れやすいので注意する、という意味で使われる
DADT(ドント・アスク・ドント・テル)——「聞かない・話さない」という取り決め。関係を持つことは認めるが、詳しいことは互いに報告しない形
グランドルール——関係を開くときに夫婦で決めておく約束ごと。会う頻度・泊まりの可否・家に入れないなど。婚外恋愛にルールは必要?
ベトー(拒否権)——パートナーの新しい相手について、片方が「その人はやめてほしい」と言える取り決め。入れるかどうかは夫婦によって分かれる
言葉を知っておくと、自分の気持ちを説明しやすくなります。配偶者に話を切り出すときの考え方は オープンマリッジの切り出し方 にまとめています。
法律にかかわる言葉
ここでは言葉の意味だけを説明しています。実際の判断は事情によって変わるため、具体的なことは弁護士などの専門家に相談してください。
不貞行為——配偶者以外の人と体の関係を持つこと。裁判で離婚を求められる理由の一つ(民法770条)。オープンマリッジと日本の法律
慰謝料——心の苦痛に対して支払うお金。不貞行為によって夫婦の平穏が壊されたとして、配偶者が相手方に請求できる、というのが裁判所の基本的な考え方。金額は事情によって大きく変わる。既婚者マッチングは違法?
離婚事由——裁判で離婚を認めてもらうための理由。民法770条に定められていて、不貞行為もその一つ
合意書——夫婦で決めたことを書面に残したもの。オープンマリッジの合意を書面にしても、法律上どこまで効力があるかは別の問題になる
出会い系サイト規制法——正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」。マッチングアプリで年齢確認が必須なのはこの法律があるため。本人確認は何を出す?
オープンマリッジのように夫婦で合意していても、相手の側に配偶者がいれば話は別です。相手の家庭の事情まで確かめてから会うことが、自分を守ることにもつながります。
既婚者マッチングアプリでよく見る言葉
既婚者向けのマッチングアプリや、その口コミでよく見かける言葉です。
マッチング——お互いに「いいね」を送り合って、メッセージができる状態になること
足あと——相手のプロフィールを見たことが、相手に通知される機能。残さない設定ができるアプリもある
年齢確認——身分証で18歳以上かを確かめる手続き。メッセージのやり取りの前に必要になる。本人確認は何を出す?
身バレ——知り合いや家族に、アプリを使っていることが知られてしまうこと。身バレ対策を6社で比べる
美人局(つつもたせ)——異性を使って相手を誘い出し、その後で金品を脅し取る手口。既婚者マッチングの美人局
ドタキャン——約束の直前になって予定を取り消すこと。ドタキャン・音信不通になったとき
フェードアウト——はっきり終わりを告げずに、少しずつ連絡を減らして関係を終えること。フェードアウトされたとき
脈あり・脈なし——相手が自分に好意を持っていそうか、そうでないか。脈あり・脈なしはどこで判断する?
アプリごとの違いは 既婚者マッチングアプリの比較一覧 で見られます。
言葉の意味がわかったら
オープンマリッジもセカンドパートナーも、言葉が先にあるわけではありません。どんな関係を望んでいるのかを自分の言葉で説明できるようになると、相手探しで迷うことが減ります。
OMR(オープンマリッジ)は、配偶者に了承を得た関係や、家庭を壊さない関係を前提にした既婚者向けのマッチングサービスです。登録の前に、自分に合っているかを 向いている人・向いていない人 で確かめておくのもおすすめです。
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