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コラム by OMR編集部

ポリアモリー・オープンリレーションシップとは?
オープンマリッジとの違い

ポリアモリー オープンリレーションシップ オープンマリッジ 違い 合意 意味

この3つはどれも「一対一を前提としない関係」を指す言葉として紹介されますが、指している範囲は同じではありません。そして3つに共通して、不倫と決定的に分かれる条件が1つだけあります。その条件を含めて、言葉の中身を順に整理します。

目次

  1. 3つの言葉を先に地図にしておく
  2. ポリアモリーとは何か
  3. オープンリレーションシップとは何か
  4. オープンマリッジとの違い
  5. 不倫と分かれる条件はひとつだけ
  6. 日本でこの言葉を使うときに起きること

3つの言葉を先に地図にしておく

この記事は言葉の意味と違いの整理です。オープンマリッジという関係そのものの中身はオープンマリッジとは?で扱っています。特定の生き方を推奨するものではなく、検索して意味を確かめに来た人向けの解説として書いています。

いきなり個別の説明に入ると混乱しやすいので、先に3つの位置関係を示しておきます。

ポリアモリー——複数の相手と同時に、全員の合意のもとで恋愛関係を持つあり方。結婚しているかどうかは関係ない

オープンリレーションシップ——特定のパートナーがいる状態で、二人の合意のもと外部との関係を認めるあり方。結婚に限らずカップルにも使う

オープンマリッジ——オープンリレーションシップのうち、夫婦の間で成立しているもの

つまりポリアモリーは関係のあり方そのものを指す言葉、オープンリレーションシップとオープンマリッジは合意の取り方を指す言葉です。並列ではなく、少しずつ重なりながら別の切り口を持っています。

ポリアモリーとは何か

ポリアモリーは、複数の相手と同時に恋愛関係を持ち、その事実を関係者全員が知っていて合意しているあり方を指します。英語では複数を意味する語と愛を意味する語を組み合わせた造語として使われてきました。

この言葉を理解するうえで重要なのは、複数の相手がいるという結果の部分ではなく、全員が状況を把握しているという条件のほうです。誰かに隠れて複数と関係を持っている状態は、ポリアモリーとは呼ばれません。

  • 全員が知っている——関係にいる人が、他の関係の存在を把握している
  • 全員が同意している——一方的に告げるだけでなく、続けることに合意がある
  • 継続的な関係である——一度きりの関係を指す言葉ではない

この3つが揃わない場合、複数の相手がいるという事実だけではポリアモリーには当たりません。言葉として借りることはできても、実態は不倫・浮気の側に置かれます。

オープンリレーションシップとは何か

オープンリレーションシップは、中心になるパートナーがいる状態で、二人の合意のもと外部との関係を認めているあり方です。ポリアモリーとの違いは、関係の重心がどこにあるかにあります。

関係の重心外部との関係の位置づけ
ポリアモリー複数の関係それぞれに重心があるどれも本来の関係
オープンリレーションシップ中心のパートナーに重心がある中心の関係を前提とした上での関係

実際にはこの2つを厳密に区別せずに使う人も多く、境目は明確ではありません。重心が一つか複数か、という違いだと押さえておけば十分です。

また、オープンリレーションシップという言葉は結婚しているカップルに限らず使われます。婚姻関係にある二人の間で成立しているものを、特に次の言葉で呼び分けます。

オープンマリッジとの違い

オープンマリッジは、夫婦の間で成立しているオープンリレーションシップです。婚姻関係を続けることを前提に、夫婦以外との関係を互いに認め合っている状態を指します。

3つの言葉の関係を整理すると次のようになります。

婚姻関係合意の相手中心となる関係
ポリアモリー問わない関係する全員複数あってよい
オープンリレーションシップ問わないパートナー一つ
オープンマリッジ前提になる配偶者夫婦関係

日本語で検索されるときには、この3つがほとんど同じ意味で扱われているのが実情です。ただし、たとえば「オープンマリッジ」と言いながら配偶者が知らない場合、それは言葉の使い方として成立していません。合意が定義に含まれているためです。

オープンマリッジという関係を実際に選んだ夫婦がどう決め事をしているかはオープンマリッジとは?夫婦の形を考え直すという選択で扱っています。

不倫と分かれる条件はひとつだけ

ここまで見てきたとおり、3つの言葉に共通しているのは配偶者やパートナーが状況を知っていて、同意しているという条件です。この一点が、不倫や浮気と決定的に分かれる場所になります。

後から言えばいい、は成立しない——合意は事前に取れているかどうかで判断される。事後の説明は同意ではない

黙認は同意ではない——何も言われていない状態を合意とみなすのはリスクが高い。相手が把握していない可能性がある

言葉を借りても実態は変わらない——合意がないまま呼び名だけ使っても、配偶者から見た事実は不倫のままになる

実際に多いのは、片方だけがこの考え方に関心を持ち、もう片方はまったく想定していないケースです。この状態で先に関係を作ってしまうと、後から合意を取ることは事実上できなくなります。順番が逆になった時点で、それは別の話になります

なお、合意があるかどうかと、法的な責任がどう扱われるかは別の論点です。そちらについては既婚者マッチングは違法?慰謝料が問題になる境界線を参照してください。

日本でこの言葉を使うときに起きること

これらの言葉は日本でも紹介されるようになりましたが、検索データを見るかぎり「オープンマリッジ」という言葉自体の検索数はまだ多くありません。認知が広がっていない言葉を関係の説明に使うと、相手に意図が伝わらないという実務的な問題が起きます。

  • 配偶者に切り出すとき、言葉の説明から始めることになる
  • 相手に伝えたつもりでも、まったく違う理解をされることがある
  • 第三者に話したときに、単に関係を正当化していると受け取られやすい

そのため、実際には言葉を持ち出すよりも何をよしとして何をしないのかを具体的に決めるほうが機能します。呼び名は後からついてくるもので、先に必要なのは条件のすり合わせです。

夫婦の形が変わる選択肢としては、別居婚・週末婚・事実婚卒婚のように、日本で先に広まった言い方もあります。そちらのほうが会話の入口としては通じやすいことが多いです。

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OMR編集部
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