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コラム by OMR編集部

週末婚とは
何を変える形なのか

週末婚 とは 離婚率 メリット デメリット 別居 夫婦の形

週末婚は、住まいを分けたまま週末だけ一緒に過ごす夫婦の形です。仕事の都合で結果的にそうなった人もいれば、選んでその形にした人もいます。ここでは言葉の整理から始めて、よく見かける「離婚率が高い」という話がどこまで確かめられるのかを見ていきます。

目次

  1. 週末婚が変えているのは時間の配分
  2. 「離婚率が高い」は確かめられるのか
  3. 向いている夫婦・そうでない夫婦
  4. 続いている夫婦が決めていること
  5. まとめ

週末婚が変えているのは時間の配分

別居婚・事実婚との違いを先に整理したい場合は別居婚・週末婚・事実婚の違いをどうぞ。このページは週末婚だけを扱います。

週末婚とは、平日は別々に暮らし、週末に合流する夫婦の形です。婚姻届は出しており、法律上の夫婦であることは変わりません。変わるのは一緒にいる時間の配分だけです。

似た言葉と並べると位置づけがはっきりします。

変えているもの法律上の夫婦か
週末婚一緒にいる時間の配分そのまま夫婦
別居婚住まいを分ける(合流の頻度は問わない)そのまま夫婦
事実婚婚姻届を出さない届出上は夫婦でない
単身赴任仕事の都合による一時的な別居そのまま夫婦

単身赴任との違いは選んでいるかどうかです。期限が決まっていて会社の都合で始まったものは単身赴任、期限を切らずに夫婦で選んだものが週末婚、という使い分けが一般的です。単身赴任の距離感については単身赴任中の寂しさとどう向き合うかで扱っています。

「離婚率が高い」は確かめられるのか

週末婚を調べると、「離婚率が◯倍」という数字がよく出てきます。出どころを追うと、週末婚の離婚率を示した公的な統計は見つかりません

厚生労働省の人口動態統計には離婚に関する詳しい表があり、その中に「別居時の年齢別」「同居期間別」といった区分があります。ただしここでいう別居は、離婚届に記載された別居のことです。つまり離婚に向かう過程での別居を数えたもので、夫婦が選んで住まいを分けている週末婚とは、そもそも数えている対象が違います。

倍率の出どころを確かめる——「◯倍」という数字は、離婚届の別居の統計を週末婚の話として読み替えている場合がある。元の表が何を数えているかまで戻ると印象が変わる

因果の向きが逆のこともある——仮に別居している夫婦の離婚が多かったとしても、別居が離婚を招いたのか、関係が悪くなった結果として別居したのかは、その数字からは分からない

数字が無いことは、週末婚が安全だという意味でもありません。確かめられないことは確かめられないまま置いて、自分たちの条件で考えるしかない、というのが実際のところです。

向いている夫婦・そうでない夫婦

週末婚が機能するかどうかは、性格よりも条件で決まる部分が大きいようです。

  • 向いている:双方が経済的に自立していて、生活費の分担を決められる
  • 向いている:一人の時間が無いと消耗するタイプが片方または両方にいる
  • 向いている:勤務地が離れていて、どちらのキャリアも動かしたくない
  • 向いていない:子どもが小さく、平日の育児がどちらか一方に寄る
  • 向いていない:どちらかが「本当は一緒に住みたい」と思っている

最後の点が実際にはいちばん大きいところです。片方が妥協して受け入れた週末婚は、時間が経つほど不満が溜まりやすくなります。始める前に、どちらの希望なのかをはっきりさせておく方が後が楽です。

生活費の分担や住居費が二重になる点は、始めてから気づくと揉めます。金銭面の取り決めは最初に決めておく項目に入れてください。

続いている夫婦が決めていること

形そのものより、取り決めの有無で差が出ます。よく挙がるのは次の5つです。

会う頻度と、会えないときの扱い——毎週なのか隔週なのか。仕事で流れたときに埋め合わせるのか、流したままにするのかまで決めておく

平日の連絡の距離感——毎日話すのか、用事のあるときだけか。ここがずれると片方だけが不安になる

お金の分け方——住居費が二重になるぶんをどう負担するか。共通の口座を作るかどうか

親や職場への説明——聞かれたときに何と答えるかを揃えておく。片方だけが説明に困る状況を作らない

見直す時期——半年後、1年後に続けるかどうかを話す日を先に決めておく。始めるときより、やめるときの方が言い出しにくい

連絡の頻度については、離れて暮らす前提だと感覚がずれやすいところです。ちょうどいい連絡の距離感の考え方がそのまま使えます。

会う頻度の決め方も同じで、会う頻度の記事に整理してあります。

まとめ

週末婚について整理すると、次のようになります。

  • 変えているのは時間の配分だけ。法律上は普通の夫婦のまま
  • 離婚率の公的な統計は無い。人口動態統計の「別居」は離婚届に書かれた別居のこと
  • 条件で決まる。経済的な自立と、双方が望んでいるかどうかが大きい
  • 取り決めを先に作る。特に「見直す時期」を決めておくと言い出しやすくなる

夫婦の形を変えても、話す相手が要るという部分は残ります。離れて暮らすことで会話が減り、そこから距離が開くこともあります。そのあたりは夫婦の会話が減ったとき第三の居場所とはで扱っています。

夫婦の形を二人で決め直すという考え方についてはオープンマリッジとはOMRはその前提に立ったサービスです。

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OMR編集部
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