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既婚者マッチングの
美人局(つつもたせ)

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美人局(つつもたせ)は、恋愛や体の関係をきっかけに相手を呼び出し、「夫」や「彼氏」を名乗る人物が出てきてお金を要求する手口です。既婚者同士の出会いは「家族に知られたくない」という弱みにつけ込まれやすく、警察に相談しにくいと思い込んで払ってしまう人もいます。よくある流れと、会う前に気づけるサインを整理します。

目次

  1. 美人局は恐喝という犯罪
  2. よくある流れ
  3. 会う前に気づきたいサイン
  4. その場でしないこと・すること
  5. あとから脅された・払ってしまったとき
  6. まとめ

美人局は恐喝という犯罪

「関係をばらす」「慰謝料を払え」と脅してお金を払わせるのは、刑法249条の恐喝にあたる可能性があります。法定刑は10年以下の拘禁刑で、お金ではなく借用書を書かせるなど財産上の利益を得させた場合も同じです。250条により、未遂でも罰せられます。

相手が「既婚者なのに会ったお前が悪い」と言ってきても、脅してお金を取ることが許されるわけではありません。自分が既婚者であることは、被害を相談できない理由にはなりません。

よくある流れ

手口はさまざまですが、おおむね次の流れをたどります。

1. やり取りが早く進む——マッチングしてすぐ好意を示し、数日のうちに会う日を決めたがる

2. 場所を相手が決める——相手の自宅、指定のホテル、個室の店など、人目のない場所を指定される

3. 「夫」「彼氏」が現れる——会っている途中や直後に、関係者を名乗る人物が出てきて怒鳴る

4. 身元を押さえられる——免許証や名刺を撮影される、勤務先や家族の連絡先を聞き出される

5. お金を要求される——「慰謝料」「示談金」の名目で、その場での支払いやATMへの同行、後日の振込を求められる

6. 要求が続く——一度払うと「まだ足りない」「家族に知らせる」と、繰り返し要求される

最初に出会った相手が実在の既婚者とは限らず、プロフィールや写真が作り物のこともあります。ネット上の出会い全般の金銭トラブルは既婚者マッチングの金銭トラブルでも扱っています。

会う前に気づきたいサイン

会うまでが早すぎる——やり取りが数往復なのに、すぐ会いたがる。日時を急いで決めようとする

場所の指定が強い——自宅や特定のホテルなど、二人きりになる場所にこだわる。人の多い店を嫌がる

家庭の事情を強調する——「夫は嫉妬深い」「夫は今日は帰らない」など、配偶者の話を細かく持ち出す

身元を知りたがる——本名・勤務先・住んでいる地域を早い段階で聞きたがる

外部の連絡先へ急ぐ——アプリのメッセージをすぐやめて、LINEなど別の連絡手段へ移ろうとする

プロフィールが薄い——自己紹介が短く、写真だけが整っている。質問への答えが噛み合わない

ひとつ当てはまるだけで美人局と決まるわけではありませんが、いくつも重なるなら会うのを見送る判断も大切です。

会う場所の選び方は初めて会う場所の選び方、連絡先を交換するタイミングはLINE交換のタイミングで詳しく扱っています。

その場でしないこと・すること

しないこと理由
その場でお金を払う・ATMに行く払っても終わらず、次の要求の口実になりやすい
念書・借用書に署名するあとで「自分から払うと約束した」と主張される材料になる
身分証・名刺を渡す勤務先や住所を押さえられると、脅しが長引く
家族や会社の連絡先を教える「知らせる」という脅しに使われる
  • 身の危険を感じたら、ためらわずに110番する
  • 店の中なら店員に声をかけ、人目のある場所に移る
  • 相手の言い分には「弁護士に相談してから返事をする」とだけ伝える
  • 言われたこと、相手の特徴、時刻をあとでメモに残す

本当に相手の配偶者だった場合でも、慰謝料はその場で払うものではなく、話し合いや法的な手続きで決まるものです。その場で現金を求めること自体が不自然だと考えてかまいません。

あとから脅された・払ってしまったとき

後日になって連絡が来た場合や、すでに払ってしまった場合も、一人で対応を続けないことが大切です。

証拠を残す——メッセージ、通話の履歴、振込の記録、相手のアカウント名をスクリーンショットで保存する。自分から削除しない

警察に相談する——急ぎでなければ警察相談専用電話 #9110、危険が迫っていれば110番

弁護士に相談する——請求の中身が正当かどうか、どう返事をするかを任せられる

サービスに通報する——マッチングアプリで知り合った相手なら、運営に通報して同じ被害を防ぐ

脅しの連絡に返事を続けるほど、相手はこちらが払う人だと判断します。つきまといやしつこい連絡への対応はしつこい相手への対処も参考にしてください。

まとめ

  • 美人局は恐喝にあたる可能性がある犯罪。未遂も罰せられる
  • やり取りが早い、場所の指定が強い、身元を知りたがる、が重なったら会うのを見送る
  • 初めて会うのは人の多い場所にする
  • その場で払わない・署名しない・身分証を渡さない
  • 危険なら110番、あとからの脅しは #9110 と弁護士に相談する
  • 既婚者であることは、被害を相談できない理由にはならない

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OMR編集部
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既婚者マッチング専門ライター・検証チーム

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