公開した記事の直し方
リライトはどこから手を入れるか
どの記事を直すかは、サーチコンソールの数字で決められます。難しいのはその次で、1本の記事のどこをどう直すかです。本文を全部書き直すと、せっかく付いていた評価まで崩れることがあります。このページでは、既婚者ジャンルの比較メディアを運用してきた経験から、リライトで手を入れる順番をまとめます。
目次
直す前に、その記事がどのクエリで出ているかを見る
リライトの材料は、記事そのものではなく、サーチコンソールの「検索パフォーマンス」でその記事のURLに絞ったときのクエリ一覧です。書いたつもりのキーワードと、実際に表示されているクエリがずれていることはよくあります。
狙いどおりのクエリで11〜30位——記事の方向は合っている。タイトルと導入を直して、クリックと滞在を取りにいく段階。
狙っていないクエリで表示が多い——読者が求めているのは別の答え。そのクエリに答える段落を足すか、別の記事に任せるかを決める。
自社の別記事と同じクエリで出ている——共食いの可能性がある。この記事をいじる前に、役割の分け方を決める。
どの記事から直すかの決め方はサーチコンソールで最初に見る3つの数字、共食いの見つけ方は記事を増やしても順位が動かないのは共食いかもしれないにまとめています。
手を入れる順番
直す場所は、読者の目に入る順番に並べると決めやすくなります。上から順に、効果が出るまでが早く、崩れたときの影響が小さい場所です。
1回のリライトで全部を変えると、何が効いたのか分からなくなります。順位が11〜30位の記事なら、まずタイトルと導入だけを直して様子を見るのが基本です。
タイトル|実際に出ているクエリの言葉を入れる
タイトルの直し方で一番効くのは、表示回数の多いクエリの言葉を、そのままの形で入れることです。「料金」で書いていたのに実際は「値段」「いくら」で表示されているなら、読者の言葉に合わせます。
- 表示の多いクエリの言葉を、前半32字以内に入れる
- 答えの中身を少し見せる(「月3,280円から」「3つの違い」など、開く前に得られるものが分かる形)
- 年号だけ書き換えるのは効果が薄い。中身を更新したときにだけ年号を変える
- 記事の中に無いことをタイトルで約束しない。開いて期待と違えば、すぐ戻られる
タイトルを変えたら、同じサイト内に似たタイトルの記事が無いかも見ます。似たタイトルが並ぶと、検索エンジンがどちらを出すか迷い、両方が伸びなくなることがあります。
導入|答えを最初の3行に置く
開いた人が最初に知りたいのは、検索した疑問への答えです。前置きや自己紹介が続く導入は、スマホでは1画面目で答えが見えず、そこで戻られます。
直す前によくある形——「○○で悩んでいませんか?この記事では○○について詳しく解説します」で始まり、答えは3つ目の見出しまで出てこない。
直したあとの形——1文目で結論(「料金は月○円から。ただし女性は無料」など)、2文目でその理由、3文目でこの記事で分かることを書く。
既婚者ジャンルは、読者が周りに相談しにくい悩みを抱えて検索しています。答えを先に置いたうえで、その答えが当てはまらない人の条件も導入のうちに書いておくと、自分向けの記事だと判断してもらいやすくなります。
見出し|足すのは検索意図の抜けだけ
クエリ一覧に、記事が答えていない質問が混ざっていたら、それが足すべき見出しの候補です。たとえば料金の記事が「解約」「退会」でも表示されていれば、解約の段落を1つ足す価値があります。
別の記事の領域まで足す——自社にすでにその話題の記事があるなら、段落を書き足すのではなく内部リンクで送る。1本に全部を詰めると、専用の記事が表示されなくなる。
文字数を増やすために足す——競合の記事より長くすること自体に意味は無い。答えの無い段落は、読者にとっては飛ばす場所になる。
よく出ている見出しを消す——表示を取っている段落を削ると、そのクエリごと失うことがある。削る前にクエリ一覧を確認する。
当サイトでも、年齢で絞ったクエリに向けて専用ページを作ったのに、表示されるのは幅の広い総合記事のほうだった、ということがありました。このときに効いたのは、総合記事を削ることではなく、総合記事から専用ページへのリンクを増やすことでした。詳しくはアフィリエイトの内部リンク設計にまとめています。
事実の更新|料金と条件は公式で確かめ直す
比較記事で一番古くなりやすいのは、各サービスの料金・無料で使える範囲・キャンペーンです。リライトのたびに、記事に書いた数字を公式サイトで確かめ直します。
- 料金は公式の料金ページで確認し、確認した日付を本文に書く
- 公式で確認できなかった数字は、推測で埋めずに消す
- 他社のサービスを悪く書いて自社や紹介先を持ち上げる書き方は、読者にも提携先にも嫌われる
- 「No.1」「最安」のような表現は、根拠を示せるときだけ使う
当サイト自身も、運営サービスの無料範囲を誤って書き、該当する22記事をまとめて直したことがあります。そのときの確認手順は比較記事で他社の料金・機能を載せるときの確認手順、No.1表記の線引きは比較記事の「No.1」はどこまで書けるかにあります。
直したあとは2〜4週間待って比べる
リライトの効果は、翌日には出ません。検索エンジンが記事を読み直して順位が落ち着くまでには、ある程度の時間がかかります。
1本直して結果を見て、効いた直し方をほかの記事にも広げる、という順番で進めると無駄がありません。リンクが押されない場合の直し方はアフィリエイトリンクがクリックされないにまとめています。
まとめ
- 直す前に、その記事がどのクエリで出ているかをサーチコンソールで見る
- タイトル→導入→見出し→事実→内部リンクの順に手を入れる。1回で全部変えない
- タイトルには実際に表示されているクエリの言葉を入れる
- 導入は最初の3行で答える
- 見出しは検索意図の抜けだけを足す。別の記事の領域は内部リンクで送る
- 直したら2〜4週間待って、直す前と比べる
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