サーチコンソールで最初に見る
3つの数字と、直す記事の順番
サーチコンソールは項目が多く、どこを見ればいいのか分かりにくい画面です。ただし改善のために必要な数字は3つだけです。この3つの組み合わせで局面が判定でき、次に直す記事が自動的に決まります。当サイトの実測値も一緒に出します。
見るべき3つの数字
クリック数から見たくなりますが、記事が少ない段階ではクリックはほぼゼロです。ゼロの数字を眺めても打ち手が出てこないので、先に見るのは別の3つです。
①表示回数——検索結果に出た回数。ゼロなら、その言葉ではまだ関連性を認められていない
②平均掲載順位——出たときの平均の位置。11〜30位なら手を入れる価値がある
③1ページあたりのクエリ数——1本の記事が何種類の言葉で出ているか。多すぎるとテーマが混ざっている
この3つの順番には意味があります。表示が立たない限り順位は意味を持たず、順位が付かない限りクリックは動かないからです。下から順に潰していく形になります。
クリック率やクリック数を見るのは、平均掲載順位が10位以内に入った記事が出てきてからで足ります。
3つの数字から局面を判定する
組み合わせで、その記事がどの状態にあるかが分かります。状態ごとに打ち手が違うので、まずここを切り分けてください。
この表で一番おいしいのは11〜30位の行です。新しい記事を1本書くより、すでに30位まで来ている記事を10位に上げるほうが速い。検索エンジンがすでにその記事を関連あるものとして認識している状態だからです。
逆に表示回数ゼロが数ヶ月続く言葉は見切る判断が要ります。順位ではなく表示が立つかどうかで、その言葉に可能性があるかを判定できます。
当サイトの実測値|同じサイトでも領域で桁が違う
目安だけでは掴みにくいので、当サイトの実際の数字を出します。既婚者向けマッチングの比較メディアとして90本前後の記事を公開している状態での計測です。
同じサイト、同じ書き方でも領域によって順位が桁で違います。本命ワードは80本以上書いても80位台から動きません。一方でアフィリエイター向けの言葉は、十数本の段階で10位前後に入っています。
この差を作っているのは記事の質ではなく競合の厚さです。本命ワードには大手の比較サイトが並んでおり、個人サイトが同じ土俵で戦っても数年単位の時間がかかります。
この判断ができたのは、順位ではなく領域ごとに数字を分けて見たからです。サイト全体の平均順位だけを見ていると、この差には気づけません。言葉の選び方はキーワードの選び方に詳しく書いています。
やりがちな誤読
クリック順に並べて見てしまう——既定の並びはクリック数の多い順。クリック0のページが下に埋もれるため、表示回数の多い記事を見落とす
直近2〜3日を含めて判断する——データの反映には数日の遅れがある。直近を含めると数字が落ち込んで見える
平均掲載順位の変動に反応する——表示された文脈が変わるだけで平均は動く。週単位で見る
サイト全体の平均だけを見る——領域ごとに実態が違う。分けて見ないと打ち手が出ない
公開直後に判断する——順位が安定するまで数ヶ月かかる。1ヶ月目の数字では何も決まらない
特に1つ目は実際に起きます。表示回数で並べ替えないと、最も表示されている記事が画面に出てこないことがあります。改善の候補はたいていそこにいます。
成果が出ない原因の切り分け全般は稼げない理由7つに整理しています。
直す記事の順番
以上を踏まえた作業の順番です。上から順にやれば、手が空くことはありません。
- 1. 表示が多く11〜30位の記事——最優先。情報量を足し、他記事から内部リンクを集める
- 2. 10位以内なのにクリック0の記事——タイトルと説明文を書き直す。中身は触らない
- 3. 表示は多いが50位以下の記事——需要がある証拠。作り直す価値がある
- 4. 1本に多数の言葉が集まっている記事——テーマが混ざっている。切り出して独立記事にする
- 5. 表示ゼロが続く記事——内部リンクを足しても動かないなら、そのテーマは見切る
新しい記事を書くのは、この5つを一巡してからで構いません。既存記事を上げるほうが、新記事を当てるより確率が高いからです。
それでも新規で書くなら、すでに順位が付いている領域の周辺を厚くするのが確実です。勝てている領域をまとめて厚くする考え方はキーワードの選び方で扱っています。
まとめ
- 見るのは表示回数・平均掲載順位・1ページあたりのクエリ数の3つだけ
- 表示が立たない言葉は待っても上がらない。順位ではなく表示の有無で見切る
- 11〜30位の記事が最優先。新記事を書くより既存を上げるほうが速い
- 既定の並びはクリック順なので、表示回数で並べ替えないと候補を見落とす
- 同じサイトでも領域によって順位は桁で違う。分けて見る
数字を見る目的は状況を知ることではなく、次に触る記事を1本決めることです。3つの数字で局面が決まれば、迷う時間がなくなります。
実際に各サービスに登録・利用し、会員層・安全機能・使い勝手を検証。中立的な視点から情報を発信しています。
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