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マッチングアプリの相手が
既婚者だったとき

マッチングアプリ 既婚者だった 慰謝料 訴える 騙された 知らなかった 貞操権侵害 損害賠償

独身だと聞いて会っていた相手が、実は結婚していた。「マッチングアプリ 既婚者だった」「既婚者 騙された 慰謝料」と検索する人は少なくありません。ショックの中で考えるのは難しいのですが、この状況には「騙された側として請求できること」と「知らずに関わった側として問われうること」の2つの面があります。順番に整理します。

目次

  1. 独身向けのアプリで既婚を隠すのは規約違反
  2. 騙された側は慰謝料を請求できるか
  3. 相手の配偶者から請求されることはあるか
  4. 分かったときに最初にやること
  5. 相談先の選び方
  6. まとめ:最初から立場が分かる場所を選ぶ

独身向けのアプリで既婚を隠すのは規約違反

このページは法律の一般的な考え方をまとめたもので、個別の事情についての法的な助言ではありません。実際に請求を受けた・請求したいときは、弁護士や法テラス(日本司法支援センター)に相談してください。法律の内容は2026年9月時点のものです。

恋活・婚活向けの一般的なマッチングアプリは、既婚者の登録を認めていません。既婚であることを隠して登録するのは、それだけで利用規約に反する行為です。

まず知っておいてほしいのは、独身だと信じていたあなたに落ち度があるわけではないということです。独身と偽る側は、隠すための工夫をしています。見抜けなかったことを責める必要はありません。

やり取りの中でどんな兆候が出やすいかはマッチングアプリで既婚者を見分ける方法にまとめています。このページは、既婚だと分かった後のことを扱います。

騙された側は慰謝料を請求できるか

独身だと偽って交際し、体の関係を持った場合、騙された側は相手に慰謝料を請求できる可能性があります。法律の世界では、これを「貞操権の侵害」と呼びます。誰と性的な関係を持つかを自分で決める権利を、嘘によって奪われた、という考え方です。

請求が認められやすい事情認められにくい事情
独身限定のアプリで、独身だと明言していた既婚かどうかを話題にしたことが無い
結婚を前提にした交際を匂わせていたお互いに遊びの関係だと分かっていた
交際期間が長く、年齢的にも影響が大きい短期間で、体の関係が無い
妊娠・中絶など、身体への影響があった既婚だと途中で気づいたのに関係を続けた

婚活アプリで独身と偽った既婚者に慰謝料の支払いを命じた裁判例もあり、弁護士の解説でもよく取り上げられています。ただ、金額や認められるかどうかは事情によって大きく変わります。

請求できる期間には時効があります。損害と相手を知った時から3年です(民法724条)。迷っているうちに過ぎないよう、早めに相談先を決めておきます。

相手の配偶者から請求されることはあるか

既婚者と体の関係を持った場合、その配偶者から見ればあなたは不貞行為の相手です。ただし、不貞の相手方が責任を負うのは、既婚だと知っていたか、注意すれば知ることができた場合です。

知らず、知りようもなかった——独身限定のアプリで独身と偽られ、疑う理由も無かったなら、相手方としての責任は否定されうる。

気づけたはずだと言われる場合——結婚指輪の跡、土日や夜に一切会えない、自宅に一度も招かれない、などが重なると、注意すれば分かったと評価されることがある。

途中で知ったのに続けた——既婚だと分かった後の関係は、知っていた関係になる。それまで責任が無くても、そこからは問われうる。

つまり、既婚だと分かった時点で関係を止めることが、あなた自身を守るうえでも一番大事になります。

分かったときに最初にやること

感情が大きく揺れる場面ですが、次の順番で動くと、後から自分を守りやすくなります。

  • やり取りを消さずに残す——アプリのメッセージ、プロフィール画面(独身と書いてある部分)、LINE、写真をスクリーンショットで保存する。アプリを退会すると見られなくなることがある。
  • 会うのをやめる——問い詰めたい気持ちがあっても、会って話すのは避ける。感情的なやり取りは後で不利に使われることもある。
  • 相手の配偶者に直接連絡しない——伝えたくなる気持ちは自然だが、名誉やプライバシーの問題に発展しうる。
  • アプリの運営に通報する——規約違反として対応してもらえる。同じ被害を減らすことにもなる。
  • お金の話が出ていたら切り離す——既婚を隠していた相手から借金や投資の話が出ていたなら、別の被害の可能性がある。

お金が絡む場合は金銭トラブル(ロマンス詐欺・投資勧誘・美人局)も確認してください。

相談先の選び方

請求するか、請求されたらどうするかは、個別の事情で結論が変わります。一人で決めず、次の相談先を使ってください。

相談先向いている場面
弁護士(男女問題を扱う事務所)慰謝料を請求したい・請求された。初回相談を無料にしている事務所も多い
法テラス(日本司法支援センター)収入が一定以下で、費用が心配。無料の法律相談や費用の立替えの制度がある
アプリの運営相手のアカウントへの対応。運営は当事者間の請求には立ち入らないことが多い
警察脅された、お金をだまし取られた、写真をばらまくと言われた、など犯罪が絡む場合

相談のときは、保存したやり取りと、いつ・どこで会ったかのメモを持っていくと話が早く進みます。

まとめ:最初から立場が分かる場所を選ぶ

  • 独身向けのアプリで既婚を隠すのは規約違反。騙された側に落ち度は無い
  • 独身と偽られて体の関係を持った場合、貞操権の侵害として慰謝料を請求できる可能性がある
  • 知らず、知りようもなかったなら、相手の配偶者に対する責任は否定されうる。分かった後も続ければ別
  • まずはやり取りを保存し、会うのをやめ、配偶者には直接連絡しない
  • 時効は知った時から3年。早めに弁護士や法テラスに相談する

既婚者の側から見ると、独身と偽って一般のアプリを使うことは、相手を深く傷つけ、自分も法的な責任を負う道です。既婚であることを前提に出会いたいなら、既婚者どうしで立場を隠さずにやり取りできる場所を選ぶべきです。

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OMR編集部
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