未確定の成果が
確定に変わるまで
管理画面に成果が並んでも、その金額がそのまま振り込まれるわけではありません。発生・確定・支払いは別の段階で、それぞれに時間差があります。この構造を知らないまま計画を立てると、想定より2ヶ月遅く、想定より少ない金額が入ってくることになります。
発生・確定・支払いは別の段階
アフィリエイトの成果は、次の3段階を通ります。
発生(未確定)——訪問者が申込や登録を完了した時点で管理画面に載る。この段階の金額は見込みで、まだ受け取れない
確定(承認)——広告主が内容を確認して、成果として認めた状態。ここで初めて金額が確定する。認められなければ却下(非承認)になる
支払い——確定した金額が、決められたサイクルで振り込まれる。最低支払額に届かないぶんは翌月以降に繰り越されることが多い
見落とされやすいのは、確定までに時間がかかることです。広告主が確認するまで数週間から1〜2ヶ月かかることも珍しくなく、その間の金額は未確定のまま管理画面に残り続けます。
収益の見積もりを立てるときは、未確定の合計ではなく確定した金額だけを数えるのが安全です。見積もりの立て方は収益シミュレーションの記事にまとめています。
承認率とは何を指すのか
承認率は、発生した成果のうち確定に至った割合です。たとえば10件発生して7件が確定すれば70%になります。
実際の収益は、単価だけでは決まりません。
- 単価3,000円 × 10件 × 承認率100% = 30,000円
- 単価5,000円 × 10件 × 承認率50% = 25,000円
単価の高い案件の方が下になることがあります。単価と承認率はセットで見る必要があるのはこのためです。単価そのものの考え方は報酬単価の記事で扱っています。
承認率が公開されている案件もあれば、公開されていないものもあります。公開されていない場合は、実際に数件走らせて自分で数えるしかありません。最初の数件が確定するまでは、その案件の実力は分からないという前提で始めてください。
却下されやすい成果
却下(非承認)になる理由は、広告主側の事情と、紹介の仕方の両方にあります。
重複・いたずら——同じ人が繰り返し申し込む、実在しない情報で登録するといったもの。紹介した側に非が無くても却下になる
条件を満たしていない——無料登録だけでなく本人確認まで、課金まで、といった条件がある案件で、その手前で止まっている
自己申込——自分や身内の申込。セルフバックが認められている案件を除き、規約違反になることが多い
誘導の仕方が規約に反している——実際と違う説明、断定的な表現、禁止された広告手法での集客。これは記事の書き方の問題なので、直せる
直せるのは最後の1つです。成果条件を記事の中で正確に伝えておくと、承認率は上がります。「無料登録で完了」と書いてあるのに実際は本人確認まで必要だと、読者は途中で止まり、成果は却下されます。
表現のルールはステマ規制と広告表記、禁止されている広告手法は禁止広告の記事にまとめています。
確定から入金までの期間
支払いのサイクルはASPごとに違いますが、構造は共通しています。
締め日——月末など、その月の確定分を集計する日。締め日を過ぎた確定は翌月の集計に回る
支払日——締めた月の翌々月末など、締め日から1〜2ヶ月後に設定されていることが多い
最低支払額——この金額に届かないと繰り越される。1,000円程度のところもあれば、5,000円のところもある
振込手数料——報酬から引かれるか、ASPが負担するかが分かれる。金融機関によって金額が変わることもある
これを合わせると、成果が発生してから入金まで2〜3ヶ月かかることが普通です。始めた月に成果が出ても、その月に現金が入ることはありません。
報酬が20万円を超えるかどうかで税務の扱いが変わるので、確定した金額は月ごとに記録しておいてください。その考え方は確定申告の記事にまとめています。
金額が動かないうちは、収益より記事が検索に出ているかどうかを先に見た方が判断が早くなります。サーチコンソールの使い方で確認できます。
承認率を上げるためにできること
紹介する側でできることは限られていますが、効くものはあります。
- 成果条件を記事に書く……どこまで進めば成果になるのかを、申し込む前に読者が分かる形で書く
- 向かない人には向かないと書く……条件に合わない人が申し込むと却下になる。絞った方が承認率は上がる
- 古い情報を放置しない……料金や条件が変わったのに記事が古いままだと、読者の期待とずれる
- ASPの管理画面で却下理由を見る……理由が表示される案件もある。同じ理由が続くなら記事側に原因がある
成果の数を増やすより、条件の合う読者だけを送る方が、結果として受け取る金額は増えます。クリック率を上げる工夫についてはCTRの記事も参考になります。
案件そのものが自分のサイトと合っていない場合もあります。ジャンルの選び方はジャンル比較の記事をどうぞ。
まとめ
承認と支払いについて押さえておくことは4つです。
- 発生・確定・支払いは別。管理画面の未確定を収益として数えない
- 単価と承認率はセット。単価が高くても承認率が低ければ手取りは下がる
- 却下のうち直せるのは記事側の原因だけ。成果条件を正確に書くことが効く
- 入金まで2〜3ヶ月。最低支払額に届かないと繰り越される
この時間差を知らずに始めると、成果が出ているのに「稼げていない」と感じて途中でやめることになります。そのあたりは稼げないときに見直すことにも書いています。
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