会わないまま続く
既婚者のネット恋愛
SNSやゲーム、マッチングアプリで知り合い、一度も会わないままメッセージや通話だけで気持ちが深まっていく。既婚者のネット恋愛は、「会っていないから浮気ではない」と考えやすい関係です。ただ、会わないからこそのリスクもあります。メッセージだけの関係がどう見られるのか、続けるなら何に気をつければよいかを整理します。
会わないネット恋愛が続きやすい理由
時間を選ばない——家族が寝たあとや通勤中など、自分の都合でやり取りできる
言葉だけで気持ちが深まる——見た目や生活感が見えないぶん、文章の印象が理想に近づきやすい
罪悪感が小さい——「会っていない」「体の関係はない」という線引きで、自分を納得させやすい
家庭と両立しやすい——外出の言い訳が要らず、生活のリズムを変えずに続けられる
一方で、毎日のやり取りが習慣になると、会っていなくても気持ちの比重は大きくなります。オンラインゲームで知り合った場合の特有の事情はオンラインゲームで始まった恋愛で扱っています。
メッセージだけの関係は法律上どう見られるか
慰謝料の対象になる「不貞行為」は、一般に配偶者以外との肉体関係を指すとされています。そのため、会ったことがなくメッセージだけの関係であれば、不貞行為にあたる可能性は低いと考えられています。
ただし、体の関係がなくても、夫婦の平穏な生活を壊すほどの親密な関係だとして、慰謝料を認めた裁判例もあります。やり取りの内容や頻度、配偶者が受けた影響によっては、「会っていないから問題ない」とは言い切れません。
メッセージの履歴はそのまま残るので、配偶者に見られれば証拠として扱われることもあります。体の関係を伴わない関係の考え方はプラトニックな婚外恋愛、裁判例の内容はオープンマリッジと法律で扱っています。
会わない関係ならではのリスク
相手が名乗った人物か分からない——年齢・性別・既婚かどうか、写真が本人かを確かめる方法がない
お金の話が出る——「家族が病気」「投資で増やせる」など、会わない相手からお金の話が出たら詐欺を疑う
写真や音声が残る——送った写真やボイスメッセージは相手の手元に残り、関係がこじれたときに使われることがある
スクリーンショットで広まる——やり取りの画面は簡単に保存・転送できる
やり取りがやめられなくなる——通知が気になり、家族といる時間にもスマホを手放せなくなる
特に性的な写真や、顔や家の中が写った写真は送らないことです。一度送ったものは取り消せません。
お金を求められた、脅されたといったときは、警察相談専用電話 #9110 に相談できます。お金のトラブルの全体像は既婚者マッチングの金銭トラブルにまとめています。
続けるなら決めておきたいこと
連絡する時間帯と頻度——家族といる時間には送らない、返信は急がない、などをお互いに伝えておく
送らないもの——顔写真・自宅や職場が分かる写真・性的な画像は送らない
家庭の話をどこまでするか——配偶者や子どもの悪口や、特定できる情報は話さない
会うかどうか——会わない関係のまま続けるのか、いずれ会うのかを、どちらかが一方的に決めない
連絡の頻度の考え方は連絡頻度のすり合わせ方、関係のルールの決め方は婚外恋愛のルールの決め方も参考にしてください。
会いたくなったら
やり取りが続くと、どちらかが「会いたい」と言い出すことがあります。会うと関係の性質が変わり、法律上も、配偶者から見ても、メッセージだけの関係とは違う扱いになりやすいことを知っておきます。
- 会う前に、ビデオ通話などで相手が名乗った人物かを確かめる
- 初めて会うのは昼間の人の多い場所にする
- 自宅や個室には行かない
- 会うことでお互いの家庭に何が起きうるかを話しておく
初めて会うまでの流れは会うまでの流れで扱っています。
まとめ
- 会わないネット恋愛は、時間を選ばず家庭と両立しやすいぶん、気持ちの比重が大きくなりやすい
- メッセージだけなら不貞行為にあたる可能性は低いが、慰謝料を認めた裁判例もある
- 相手が名乗った人物か確かめられない。お金の話が出たら詐欺を疑う
- 性的な写真や身元が分かる写真は送らない
- 続けるなら、連絡の時間・送らないもの・会うかどうかを話しておく
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