既婚者ジャンルで検索上位を取る
キーワードの選び方|検索意図の見つけ方
既婚者ジャンルは競合が弱い、とよく言われます。半分は本当ですが、本命ワードの上位は今も固まっています。この記事では、大手が手を出さない検索意図をどう見つけるかを、実際にこのメディアで80本書いて分かった傾向とあわせて整理します。
なぜ大手メディアが既婚者ジャンルに来ないのか
キーワードを選ぶ前に、この市場の形を理解しておくと判断が早くなります。大手が来ないのは、儲からないからではありません。来られない事情があります。
広告が出せない——検索連動型広告もSNS広告も、このジャンルは通りにくい。広告費で殴る戦い方ができないため、資本の優位が効かない
ブランドに傷がつく——企業として運営するメディアが正面から扱いにくいテーマ。社名を出して書けるかどうかで判断が止まる
書き手を集めにくい——実名で書きたがるライターが少なく、外注で量産する体制が組みにくい
結果として、このジャンルに残っているのは少人数で運営している匿名のサイトです。だから記事数の勝負では勝てる余地があります。広告が出せない事情のほうはリスティング広告が出せない理由の記事で扱いました。
ただし競合が弱いことと、上位が空いていることは別です。本命ワードには古くから居座っているサイトがあり、そこは簡単には動きません。だからキーワードを層で考えます。
キーワードを3層に分けて考える
すべてのキーワードを同じ気持ちで狙うと、労力の配分を間違えます。狙う層と、その層に期待する役割を先に決めておくべきです。
最初に手をつけるべきなのは交差点です。2つのテーマが重なる場所で、どちらの専門メディアも本気で書いていない領域を指します。既婚者ジャンルなら「既婚者×アフィリエイト」「既婚者×確定申告」「既婚者×スマホの設定」など。
交差点が強いのは、検索する人が少ないぶん、書いている人はもっと少ないからです。月間の検索数が2桁でも、上位を取れば確実に読まれます。そして交差点にいる読者は目的がはっきりしているので、行動につながりやすい。
悩み系は入口として重要ですが、そこから直接の成果を期待しないほうが健全です。読者を集めて、記事内リンクで交差点や指名に渡す役割だと考えてください。
大手が手を出さない検索意図の見つけ方
交差点を探す作業には手順があります。ツールで検索数の多い順に並べても交差点は出てきません。数が少ないから空いているので、上から見ていくと見落とします。
- ①検索結果の1ページ目を数える——狙いたい言葉で実際に検索し、上位10件のうち何件が個人サイトか数える。5件以上なら参入できる
- ②「知恵袋・掲示板が上位にいる」場所を探す——質問サイトが上位にいるのは、まともに答えた記事が存在しないという意味
- ③自分のSearch Consoleを見る——すでに表示されているのに順位が20〜60位の言葉は、狙って書けば動く可能性が高い。ゼロから探すより速い
- ④隣接ジャンルの言葉を掛け合わせる——税務・スマホ設定・法律・副業・心理。既婚者と掛けた瞬間に競合が消える
- ⑤読者の言い回しをそのまま使う——「セカンドパートナー」より「既婚者 友達 恋愛じゃない」のほうが実際に検索されている
- ⑥検索結果に広告が出ていない言葉を優先する——広告が出ない=企業がお金を払えない領域。個人が残れる場所
③が一番効率的です。表示はされているのに順位が低い言葉は、Googleがすでに関連性を認めている証拠なので、その言葉を正面から扱う記事を1本足すだけで順位が動くことがあります。
キーワードの検索数を示す数値は、ツールによってかなり幅があります。この記事では特定のツールの数字を根拠にせず、検索結果の見え方と自分の実測で判断する方法を紹介しています。
④の掛け合わせは、思いつきではなくリスト化してください。隣接ジャンルを10個書き出し、それぞれに「既婚者」を掛けて検索する。1時間で20〜30本のネタが出ます。
80本書いて分かったこと(実測)
ここからは一般論ではなく、このメディアで実際に起きたことです。80本を超えた時点での傾向を共有します。
一番はっきりしたのは、記事数を増やしても本命ワードは動かなかったという事実です。会員向けの主要語は、何本書き足しても60〜80位から上がりませんでした。
一方で、交差点にあたるアフィリエイト系の記事は本数が一桁のうちから10位前後に入り、サイト全体のクリックの大半をその数本が稼いでいます。労力あたりの結果が桁違いに違いました。
「本数を増やせば順位が上がる」は成り立たない——同じテーマの記事を増やすと、むしろ自分の記事同士で評価が割れることがある
表示回数が増えても順位が悪ければ意味がない——平均60位は、実質的に誰も見ていない位置。表示回数の伸びを成果と勘違いしない
結論としては、勝てない場所の本数を増やすより、勝てる場所を探すほうが早い。順位が動かないテーマを見切る判断も、キーワード選定の一部です。
よくある勘違いを3つ
最後に、このジャンルで特に多い誤解を並べます。どれも「一般的なSEOの常識」をそのまま持ち込んだときに起きます。
検索数が多い言葉から書く——検索数が多い=競合が全力で押さえている。個人が最初に手をつける場所ではない
網羅すれば上位に行く——1本に全部詰め込むと、どの検索意図にも中途半端になる。1記事1意図で分けたほうが結果が出る
順位を毎日見る——動くまでに数週間から数ヶ月かかる。見る間隔が短いほど判断を誤り、直さなくていいものを直してしまう
成果が出ない原因はキーワード選定以外にもあります。導線や記事の型の問題であることも多いので、稼げない理由をまとめた記事とあわせて確認してください。
キーワード選定は、書く前の30分で結果の大半が決まる工程です。ここを飛ばして書き始めるのが、一番もったいない使い方になります。
まとめ
- 大手が来ないのは広告が出せず、実名で書きにくいから。記事数の勝負なら勝てる
- キーワードは本命・交差点・悩み・指名の4層に分け、交差点から手をつける
- 探し方の軸は検索結果の1ページ目を数えることとSearch Consoleの20〜60位
- 実測では、本命ワードは本数を増やしても60〜80位から動かなかった
- 交差点の記事は一桁の本数で10位前後に入り、クリックの大半を占めた
既婚者ジャンルは、正面から突っ込むと強い相手がいる市場です。しかし少し横にずれると、誰も書いていない場所が今も残っています。その場所を見つける作業こそが、このジャンルのキーワード選定です。
実際に各サービスに登録・利用し、会員層・安全機能・使い勝手を検証。中立的な視点から情報を発信しています。
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