既婚男性が既婚者マッチングを使う理由
家庭を壊さないための線引き
既婚男性がこの種のサービスを使う理由は、思われているほど単純ではありません。自分の動機を言葉にできているかどうかで、その後の進み方が大きく変わります。
登録する理由は恋愛だけではない
既婚男性が既婚者向けのサービスに登録する動機は、大きく分けると次のようになります。恋愛感情から入る人は、実は一部です。
家庭内で話す相手がいない——会話が業務連絡だけになり、自分の話をする場が生活から消えている
評価される場面がない——職場でも家庭でも役割としてしか見られていないと感じる
離婚は考えていない——家庭を壊す意思はなく、別の場所に居場所がほしい
同世代と話したい——同じ立場の相手となら、説明しなくても通じる話がある
共通しているのは家庭を否定していないという点です。壊したいのではなく、足りない部分を別の場所で補いたいという動機が中心にあります。
この感覚は既婚者なのに寂しいと感じる理由や夫婦の会話が減ったときの記事でも扱っています。
女性側の動機とどこがずれるか
問題が起きるのは、動機が違うこと自体ではなく、違いに気づかないまま進むときです。既婚男性と既婚女性では、優先するものが少しずれます。
3行目が本質です。お互い別の不安を抱えたまま話しているため、こちらが安全のつもりで急がない姿勢を見せても、相手には「関心が薄い」と映ることがあります。
女性側の視点は既婚女性の出会い方の記事にまとめてあります。相手の立場を先に知っておくと、やり取りが噛み合いやすくなります。
家庭を壊さないための3つの線引き
家庭を続けながら関係を持つ場合、線引きは自分で決めるしかありません。決めていないと、状況に流されて後から後悔することになります。
- 会う頻度と時間帯を先に決める——家庭の予定を削らない範囲に収める。ここが崩れると生活が先に壊れる
- お金の使い方に上限を作る——家計から出さない、記録に残さない。金額より仕組みで決める
- 相手に約束しないことを決めておく——将来・離婚・特別扱いなど、守れない約束はしない
3つ目を軽く扱う人が多いのですが、守れない約束は必ず後で問題になります。その場をやり過ごすための一言が、半年後にこじれる原因になります。
関係の続け方についてはセカンドパートナーと長く続けるにはも参考になります。
やってしまいがちな失敗
既婚男性がやりがちな失敗には、はっきりした型があります。
独身のふりをする——既婚者向けの場で身分を偽る意味はない。ばれた時点で信用がなくなる
連絡の頻度を急に変える——熱心に連絡していた時期の後、急に間が空くと相手は不安になる
家庭の不満だけを話し続ける——最初は共感されても、繰り返すと重い相手として距離を置かれる
会うことを急ぎすぎる——相手にとっては安全確認の途中。急かすほど警戒が強まる
3つ目は特に見落とされます。愚痴は関係の入口にはなっても、続ける理由にはなりません。相手も同じように家庭を抱えているという前提を忘れないことです。
4つ目については、相手が慎重なのは自分に落ち度があるからではありません。既婚者にとって会うことのリスクは男女で非対称なので、待てるかどうかが問われます。
相手に安心してもらえる伝え方
相手に安心してもらうために有効なのは、条件を先に開示することです。飾らずに書いたほうが、結果的に話が進みます。
- 家庭があること、離婚の予定はないことを最初に書く
- 会える時間帯と頻度の目安を伝える(月に何回くらいか)
- 求めている関係の距離感を書く(話し相手なのか、それ以外か)
- 連絡の取り方の制約を伝える(返信が遅くなる時間帯など)
この4点を書いておくと、条件が合わない相手が最初から寄ってこなくなります。マッチング数は減りますが、実際に会うところまで進む率は上がります。
プロフィールの書き方はプロフィールの書き方の記事に文例があります。最初のメッセージの型は最初のメッセージの記事をどうぞ。
定期的に見直すこと
続けるかどうかは、一度決めたら終わりではありません。定期的に見直す前提で始めたほうが健全です。
- 家庭の時間が削られていないか
- 相手に対して、最初に決めた線を越えていないか
- 会うことが義務のようになっていないか
- 自分の気持ちが、当初の目的から離れていないか
4つ目に「はい」がついたときは、一度距離を取る合図です。気持ちが深まりすぎたときの向き合い方は本気になってしまったらの記事で扱っています。
罪悪感との付き合い方に迷う場合は罪悪感がある人へも読んでみてください。関係を終える段になったら終わり方の記事が役に立ちます。
OMRは既婚者・セカンドパートナー向けのサービスなので、家庭があることを前提にした条件をそのまま書けます。隠さずに始められるぶん、後から前提がずれる事故が起きにくくなっています。
実際に各サービスに登録・利用し、会員層・安全機能・使い勝手を検証。中立的な視点から情報を発信しています。
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